Clinic
当院の歯周治療についての考え方
・・・歯周病で歯を抜かなければいけないと言われた方へ
少しでも長持ちさせたいと願うならここに最後の手段があります。
試してみても決して損はありません。
歯周病の原因は「微生物」(細菌やウイルス)です。
歯周病の患者さんは歯にたくさんのデンタルプラーク(細菌の塊)を必ずつけているのです。
↓プラークの電子顕微鏡像
歯周治療の基本は、日常生活の中であなた自身が、歯周病を悪化させないレベルにこの「微生物」の量を減らすことが必須条件です。「一生懸命磨いているのに治らない」のは、磨いていても「微生物」が取り除けていなのです。
重度の歯周病で歯科医院に長年通っているが歯が抜け落ちて行く。歯茎周囲にはプラークがベッタリ。薬をつけに通っても歯周病は治らない。
確実にプラークを落とせる、あなたに合った正しいプラークコントロール法を身につける必要があります。
最近では「レーザー治療」や「薬物療法」が注目されていますが、どちらの治療方法も「微生物」を取り除く方法です。
レーザーや薬物を一生続けられるのでしたらそれもひとつの方法です。
止めてしまえばまた再発するのです。
歯周外科手術についても同様で、手術をしてもプラークコントロールができない方は、痛い思いをして手術を受けても再発するのです。
当院でも特別な患者さんにはレーザー治療や薬物療法、歯周外科手術をしますが、多くの場合必要はありません。
インターネット上の情報ではメニューのようにこれらの治療方法や治療機器ばかりが目立ち、このような治療方法や器機で歯周病が治ると誤解される患者さんがたくさんいらっしゃいます。
歯周病の原因は「微生物」であり、歯周病を悪化させる関連因子はあなた自身の生活の中にあるのです。
ストレス、睡眠不足、過労、全身の健康状態、食生活…。
このような関与因子について私たちが十分に理解することが歯周病の治療に効果を発揮します。
また、歯周病の悪化に大きく影響する「かみ合わせ」の問題についても、十分な検査と知識、治療技術が要求されるのです。
当院では、世界的歯周病の権威、スウェーデンイエテボリ大学歯周病科のヤン・リンデ先生の考えの基に、多くの最新理論を根拠とした、あなたにとって最も負担が少なく、効果的で長期安定が可能な治療方法をご提案させて頂いております。
この年齢で奥歯が目で見てわかるほど揺れるんです。
歯科医がみても驚くほど骨吸収が進行した歯周病。
噛み合わせが歯周病をさらに悪化させている。
メインテナンスの来院を続けて13年後。歯の揺れはまったくない。
予防治療、歯周治療、矯正治療等、たくさんの治療技術を駆使して得られた結果。
前歯の色が気になりだし、この後治療した。